【連載 第2回】

預金だけじゃない!認知症で「実家」が売れなくなる落とし穴

前回は銀行口座の凍結についてお話ししましたが、実はもっと深刻なのが**「不動産」**です。

「親が施設に入ったら、誰も住まなくなる実家を売って、その売却代金を介護費用に充てよう」

もしそう計画しているなら、要注意。認知症はその計画を根底から覆す可能性があります。

意思がなければ「契約」はできない

不動産を売却するには、持ち主本人の「売りたい」という明確な意思確認が必要です。

認知症が進み、売買の意味が理解できないと判断されると、司法書士や不動産業者は手続きを進めることができません。

実家が「重荷」に変わる瞬間

家が売れないと、次のような事態を招きます。

固定資産税の負担: 住んでいなくても税金は毎年かかります。

維持管理の苦労: 庭の草むしりや建物の老朽化対策など、手間とコストだけが積み重なります。

介護費用のショート: 実家の売却益を頼りにしていた場合、資金計画がすべて狂ってしまいます。

「空き家」にさせないために

不動産は現金と違って、1円単位で切り分けることができません。だからこそ、事前の準備が重要です。

次回、これらの「凍結リスク」を回避するための具体的な解決策を解説します。

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